私は年間約100日はホテルに宿泊している。
主に仕事で宿泊する場合におけるホテル選びのポイントを整理する。
例えば先輩に予約を任された新人君たちには参考にしていただきたい。
優先度 第1位 価格
ホテル選びで価格を重要視しない人は殆どいないだろう。ホテル選びでもっとも基準となる部分だ。なるべく快適で なるべく低価格なホテル この相反する要素の落とし所を探すことになる。
ベースとなる価格は人により異なるが、私の場合の基準価格は6000円前後である。
最寄り駅などの条件を絞り込んだら安い順に並べて、以降の優先度順に絞り込んでいく。
ただし、平日や日曜日は高ランクのホテルがコスパ良く出ている場合があるので、基準価格以上でも良いホテルをエンタメ体験的に狙ってみるのもアリ。
優先度 第2位 部屋の仕様
1)風呂・トイレ付き
まずこれは必須だろう。旅行で行く温泉旅館ならともかく、ビジホでは必須である。
山奥だと民宿しかない場合もあり、慣れれば名ばかりビジホより味があっていいのだが、、、
2)ネット回線
ひと昔前は有線LAN必須だったが、近年は大抵のホテルでしっかりした無線LAN環境が整っているので、小型ルーターを持ち出すのは止めた。
問題は回線速度であるが、こればかりは泊まってみないとなんとも判断し難く、各サイトの口コミを確認するしかない。
ただし近年では我慢できない回線速度のホテルは稀である。
また人によってはWi-Fi必須だろう。最近はWi-Fi設置が標準であるが、今だに有線のみのホテルもあるので油断禁物。
3)個別空調か否か
体感温度は人それぞれである。また一括空調の場合は大抵省エネのため”夏は暑く・冬は寒い”ことが多い。
ぜひ個別空調の部屋を選びたいが、これについては妥協することも多い。
4)部屋が明るいか否か
経験された方ならわかるだろうが、稀に客室が異常に暗いホテルが存在する。
大抵の場合、そういったホテルは設備を含め古いことが殆どであり、部屋が明るいか否かはホテルの良い悪いを判断するに値する。
逆に少々客室設備が古かろうが明るい部屋は、清掃が行き届いていたりフロント対応が良かったり、全体として満足できる場合が多い。
優先度 第3位 駐車場
仕事でレンタカーを借りる機会は多い。特に都市部で連泊する場合、駐車場がとめやすいか否かを重要視する。
まずなるべく立体駐車場は避けたい。朝の混雑で出すまでに時間がかかったり、事前に車を出して同行者を待つにしても、駐車しておけるスペースが無い場合が多いためだ。
ホテル提携で無くても、近隣にコインパーキングがあるかどうかをgoogle mapで調べてホテルを選んでいる。
優先度 第4位 チェーン店か否か
宿泊したチェーン店であれば、部屋の仕様が分かるしネットにも情報が多数上がっており安心できる。
また公式サイト予約であればポイントやキャッシュバックなどの恩恵も受けられるため、楽天等の予約サイトよりもトータルでお得に泊まれることが多い。
楽天やじゃらんなど、お気に入りの予約サイトで一括検索したあとは目ぼしいホテルがあれば、公式サイトを覗いてみるといいだろう。
それでも選択肢が複数ある場合は、、、
以下の”そこまで重視しないこと”もホテル選びに加える
そこまで重視しないこと
1)朝食(夕食)付きか否か
私は朝ごはんを食べる派であり、朝食付きであればほぼ毎日いただく。
ただビジネスホテルの朝食会場では、ゆっくりくつろぐことは不可能である。
それならば前日にコンビニで買った朝ごはんをゆったりと部屋で食す方が快適と感じる。
あと個人的にブッフェスタイルは嫌いなのもある。
2)近くにコンビニかスーパーがあるか否か
レンタカーで出張先へ行く場合は問題無いし、レンタカーを使わない出張先の場合は大抵都市部なので、気にしなくてもコンビニや飲食店が近くにあるため、ホテル選びの時点では重視しない。
3)大浴場があるか否か
私は大浴場には殆ど入らない。部屋の湯船でスマホ片手にお酒飲みながらゆっくり入る方がくつろげるからだ。
大浴場やサウナは、専門のお店まで行った方がその過程を含めエンタメ性もある。
4)コンセントの数や場所
ベッドサイドにコンセントが付いていれば便利なのは間違いないのだが、重要視はしない。
私の場合、1つコンセントがあれば全ての充電機器を賄えるように準備しているためだ。
5)ウォシュレットか否か
人によっては重要視するだろうけど、私は単純にどちらでもいい。
ただし、後付けの場合は注意を要する(後述)。
ガチャ要素(リピート率に影響)
概ね宿泊料金と客室設備は相関関係にある。ある程度は口コミを調べたところで、宿泊しなければ分らないガチャ要素は必ず残存する。
1)ネット回線
価格優先で客室設備を多少妥協したとて、動画がまともに見れないほどのネット回線の部屋には二度と泊まりたくない。
2)便座の大きさ
客室改修の際、便器を流用してウォシュレットを後付けした部屋がある。便座が便器のセンターになかったり長さが合ってなかったり、快適に用を足すことができない。それならば冷たい便座の方がマシである。
そんなウォシュレットを後付け導入したホテルに対しては、「客室設備に書きたいだけで、真に快適に過ごしてもうらおうとか、本気で考えて無いのだろうな」と思ってしまい、リピートはしなくなる。
3)冬限定 加湿器があるか否か
冬場にエアコンを使うと乾燥がひどい。特にお酒を飲んで寝ると夜中鼻も口も気持ち悪くなって目を覚ます。
加湿器があるかどうかは、冬場のホテルで快適に過ごせるか否かに非常に大きく関わる。
4)立地、客層
立地に関しては繁華街でホテルの周りにものすごい量の客引きがいたり、ホテルまでの道のりが暗かったりすると次回以降は選択肢から外れる。
また客層に関してはある程度宿泊料金と相関関係にあるものの、複数人で宿泊している部屋は大抵うるさい。一度でも壁が薄い騒がしい部屋に当たってしまうと次の利用はためらわれる。
まとめ
以上が私のホテル選び基準である。
普段の支出は最小限に抑え、家族や友人と行く旅行では素敵な浪費をしたいものである。
2024年3月 TAKA